写真(a)のようにドラム巻にされていないケーブルを電線管などに通す場合には、作業時にケーブルが絡まないようにほぐします。次に、ケーブルを通す経路に予めロープを通し、当該ロープの一端部とケーブルの一端部とを接続します。そして掛け声に合わせてロープを引っ張る(写真b)と共にケーブルを送り出します(写真c/d)。この作業を繰り返すことによってケーブルを所望の経路に通します。当該作業は一般的に通線(つうせん)と呼ばれています。
通線を行うには、予め電線管の据付工事(一般的に配管と呼ばれています)や、ケーブルを架空配線する場合にメッセンジャーワイヤ(メッセンと呼ぶ時もあります)を敷設する工事を必要とします。
日本では法律によって、ケーブルの太さが許容電流の値に応じて決められているとともに、電線管の太さも収納するケーブルの太さに応じて決められています。このため、お客様が所望される経路において法律に準拠した通線工事ができるか否かを見極める必要がございます。従いまして、通線経路につきましては、お客様と現場を見ながらご相談させて頂いた上で決定致します。
なお、通線経路決定後に、設計変更によってケーブルを太くした場合には、併せて電線管を太くせざるを得ない場合が生じます。この場合には事前に決定した通線経路で配管工事が行えなくなる可能性が生じます。逆にケーブルを細くした場合には、併せて電線管の太さも細くできる場合があり、当初よりも短い経路で配管工事が行え、当初よりも費用を安くできる可能性がございます。つきましては、通線経路決定後に設計変更などが生じた場合には、その旨のご連絡を必ずお願い致します。
弊社には高圧端末処理免許を持った社員が複数名おりますので、複数個所の端末上げ作業を同時に行うことができます。例えばキュービクル側と一号柱側とを1名ずつ担当させることができます。このため、ケーブルの引替工事などの工事において、複数名体制で対応することによって停電時間をより短くすることができます。停電可能な時間に制限があるお客様は是非お問い合わせください。
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