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高圧受電設備の定期更新のすゝめ

高圧受電設備は永久的なものではございません。高圧受電設備は長期に渡って使用し続けることにより徐々に劣化していきます。劣化によって高圧受電設備の機能や性能が損なわれていくと、故障や不具合が生じて波及事故につながる虞があります。波及事故とは、高圧受電設備などで生じた事故が原因となって、電力会社の配電線に接続されている住宅、ビル、工場、病院、銀行、交通機関、交通信号システム等の広範囲に停電が広がる事故のことを言います。

波及事故が生じると、自社の損失のみならず、他社の損失や交通信号機の消灯といった社会的に大きな影響を及ぼします。このため、波及事故が生じた場合には、波及事故を生じさせた電気設備設置者の責任が問われ、多額の損害賠償を請求される場合があります。波及事故を未然に防ぐためには、日常巡回、月次点検、停電を伴う年次点検を確実に実施することが大切です。点検の過程で電気主任技術者と打ち合わせを行いながら、設備機器の改修・更新時期などを検討し、適切な高圧受電設備の維持と波及事故の未然防止に努めていきましょう。

高圧受電設備における機器などの更新推奨時期の目安は下記表のとおりです。自動車のエンジンオイルの交換時期が訪れればオイル交換を実施するように、更新時期が訪れた高圧受電設備機器は速やかに更 新しましょう。

高圧受電設備機器 更新推奨時期
気中負荷開閉器 15~20年
高圧CVケーブル 20~25年
高圧真空遮断器 20~25年
高圧交流負荷開閉器 20~25年
変圧器 25~30年
高圧真相コンデンサ 20~25年

※出典:(社)日本電気教会「自家用電気工作物保安管理規程」
※更新推奨時期は高圧受電設備の施設環境や機器の使用状況によって異なります。

経年劣化の例および損傷例



結露により短絡事故となったVCB


短絡事故となった限流ヒューズ付きLBS



外導水トリーにより絶縁破壊したケーブルの絶縁体部分の外観


遮蔽銅テープの腐食・破断
※出典:(社)日本電線工業会「高圧CVケーブル」


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