自社工場にてカスタマイズ制作いたします
弊社が作製するキュービクルは部分的に新品あるいは整備品の製品を組み込むことが可能です。すなわち、“なるべく程度の良いキュービクルが欲しい”あるいは“最低5年もってくれればよい”等の多様なご要望に応じることができます。例えば、下記写真のキュービクルは新品の筐体を用いております(筐体の色合いが異なっておりますが同一色です)。このように、部分的に新品を用いることによって、全て新品の製品で組み立てられたキュービクルよりも安く、且つ、全て整備品で組み立てられたキュービクルよりも長く使用できる等目的に応じたキュービクルをご提供することができます。
製造工程の一部をご紹介します
弊社のキュービクル製作は、まず中古キュービクルの内部解体から着手します。内部解体では、変圧器、進相コンデンサ、計器、及び計器を固定している板などを取り外します。

内部解体後は筐体を清掃します。当該清掃は高圧射水洗浄によって筐体表面に付着した汚れを除去していきます。
汚れを除去した後は筐体に塗装を施します。

基礎の上でキュービクルを支えるチャンネルベースの塗装状況です。表面に付着した汚れを除去した後、下地を全面に万遍なく塗布します。塗装は下地が乾燥してから着手となります。このためキュービクルを含めて塗装工程が完了するまでには3~4日ほど要します。

塗装が完了すると、キュービクルの組立開始となります。キュービクルは主に変圧器の容量やキュービクルを設置する位置等に応じて筐体のサイズがお客様毎に異なります。このため、同じような設計図であっても、キュービクル毎に変圧器、進相コンデンサ、および計器等のレイアウトを検討しながら組み立てていきます。

組立作業ではボルトの一本一本締め具合を手作業にて確認し、確認済マークを施しています。

組立後は耐圧試験等を実施します。耐圧試験等に問題がなければ、筐体表面を清掃して完成となります。
以上のように、弊社のキュービクル製作は手作業により行われています。このため納品に至るまで多少のお時間を要しますが、新品のキュービクルを設置する場合に比べてお安くご提供できますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
搬出
製作完了したキュービクルを据え付け現場に搬出する状況のものです。この後、現場にてキュービクルの据え付け工事となります。なお、キュービクルの据え付け工事はキュービクル製作費用には含まれていませんのでご注意ください。